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朝鮮における近親婚と人格障碍                                     

    「反日種族主義」異論

 2020.9.7.                                T.K.

    強制連行され性奴隷とされた従軍慰安婦、強制労働させられた徴用工と、歴史を捏造してその像を世界中に立てまくり、執拗に日本を貶めるなど、韓国、及び韓国人の嘘や強請り、たかりについて、今日では多くの日本人がその実態を知るようになってきた。韓国でも強制徴用は虚構、慰安婦は性奴隷ではないなど韓国人の反日を批判した「反日種族主義」という本が韓国、日本で出版されベストセラーとなっている。そこには嘘をついて日本を貶める韓国人がどのようにして生まれたか、歴史的な考察もあるが、この考察については論理と説明が十分とはいえない。筆者は、韓国人を語るのにその人格障害は避けて通れないと考えているので、この機会に朝鮮における近親婚と人格障害について述べたい。ここで朝鮮というのは、古来、韓半島(朝鮮半島)に現れた国を便宜的に言うことにする。北朝鮮のことではない。朝鮮人というのは古来、韓半島に棲んでいた住人を便宜的に言うことにする。韓国人、北朝鮮人はその末裔である。

 

  「反日種族主義」のプロローグには、韓国の嘘つき文化として、2014年の韓国の偽証罪及び誣告罪の一人当たりの件数はそれぞれ日本の430倍、及び1250倍であり、韓国の保険詐欺の総額は対米国比で100倍だと書かれている。これら数字が意味することは重大である。嘘によって、金品を騙し取る詐欺罪や、嘘によって人を犯罪者に仕立てたりする誣告罪は犯罪であり、その桁外れの多さこそがまさに韓国人なのである。その本の筆頭著者、経済史学者の李栄薫氏は、嘘つき文化社会で反日国家の韓国を表現する言葉として「反日種族主義」という言葉を提唱し、嘘つき文化社会の底辺にシャーマニズムと物質主義が流れていると指摘している。議論が粗く、これらの因果関係は分かりにくいが、理解した範囲で要約すると以下のようである。

    朝鮮には、古来、朝鮮人独特の自然観、死生観があった。人が死ぬと魂魄が生じるが、朝鮮では、土地に吉凶の気脈が流れているという土地気脈論により、地に埋められた魄は永遠不滅とされた。シャーマニズムの影響で、天に帰るべき魂も永遠不滅とされるようになり、結果、死者の霊は永遠不滅とされた。中国では親族集団は5世代以内とされるが、朝鮮では中国と異なり、親族として、20世代以上前の、はるか昔の祖先を共有する世界でも稀な親族文化が生まれた。シャーマニズムの世界では両班は死んでも両班で、奴婢は死んでも奴婢である。生と死の連鎖の中で、善悪の区別や死後の審判をする神も存在しないので、人々は両班の身分を何とかして手に入れようと、嘘もつき、詐欺も働き、汚いカネも許されるようになった。このような、お金と地位こそが全ての幸福の根本だという価値観、お金と地位のためなら手段、方法を選ばない行動原理は物質主義である。シャーマニズムの現実は、丸裸の物質主義と肉体主義である。皆が物質主義に走る世界には共有すべき真理も価値観もない。そして一方の集団は究極の利のためにもう一方の集団を排斥する。それらの集団は価値観や文化や情趣を共有する民族では断じてなく、種族といった方が適切である。というのは朝鮮人が民族という概念を知ったのは20世紀になってからである。当初、朝鮮における民族は、親族の拡大形態として受容された。死者は死んでも生者の身分であるので、偉人達の霊魂が織り込まれた民族の隊列には、下男や奴婢は入れない。韓国における民族は日本や欧米のそれとは異なり、貴族的身分を持っている特殊な集団で権威である。種族を単位とした政治が種族主義である。。種族主義をこのままにしておいては、韓国の先進化は不可能である。先進化どころか後退化してしまう。

    韓国には民族という概念がないことについての李栄薫氏の説明はよくわからない。韓国に民族という概念がないのは、ありていに言えば、李氏朝鮮では身分が5つに厳格に分かれていて、最上位の両班階級の人間が、奴婢階級と自分たちは同じ人間だなどと思ったはずはなかったからであろう。相手を人間扱いしていない人たちが構成する社会に、民族という自覚など生まれるはずがなかったのである。このことは歴史学者・宮脇淳子氏が言っていることである。韓国の独立も棚ボタ式に与えられたもので民族的な運動も起こりようがなかった。産経新聞論説委員久保田るり子氏によると種族主義は、自分たちと異なる考えを持つ他者を拒絶し攻撃する不寛容な主義主張として、近年欧米で問題視されているトライバリズム(狭義には部族主義、部族優越主義)の訳として「反日種族主義」に使われたようでもある。李栄薫氏は、韓国社会に色濃いシャーマニズムは、嘘つき文化を肯定する物質主義と、他集団を排斥する種族主義に通底しているとしているが、何故そうなのか。シャーマニズムを取り上げたのは良いとしても、シャーマニズムと物質主義、種族主義との因果関係については、説明が全く不十分である。筆者は、韓国の嘘つき文化、性欲文化、反日無罪思想など、物質主義や種族主義には、もっと根源的なものがあると考えている。それは朝鮮人の近親婚による精神疾患である。しかし、その前に、朝鮮の地政条件と歴史について考えたい。

    韓半島(朝鮮半島ともいうが、ここでは韓半島とする)は北緯39度線を境に、北側は山地で、農業に適さない地勢で、宮脇淳子氏の「悲しい歴史の国の韓国人」によると旧満州、沿海州と大陸と際限なくつながる風土である。住民は狩猟や採集で生活していた。南側は、平野で農業に適す地勢である。筑波大教授・古田博司氏の「厄介な隣人 韓国の正体」によると、防御には向かない「行き止まりの廊下」のような地形である。韓半島は、古来より、北方の異民族が鴨緑江や、豆満江を超えて入れ替わり立ち替わり侵入し、時には政権を立てたりして変転極まりない苛烈な土地だった。朝鮮という名も、韓という名前も、古い時代からある言葉で、シナの文献にも書かれているが、あくまでも一つの地域の民族的集団で、国境があったわけでない、その中の人々が、北朝鮮人や韓国人であったわけではない。北方の異民族は、狩猟採集民族で、騎馬民族でもあり、戦いに強かった。北方民族が39度線を越えて南下した場合、南側の住人は逃げることもできず、一定の人口が行き止まりに留まることになった。彼らは北方民族に隷属するしかなかったであろう。今日、南米でみられる、白人と原住民や黒人との混血民、メスチソやムラートのごとく、混血も当然進んだものとみられる。一方、韓半島南部には中国人商人が交易ルートを開拓し、往来していたが、紀元前108年に前漢の武帝が衛氏朝鮮を滅ぼして、その地に楽浪郡などの4郡を置き、衛氏朝鮮人は中国人に同化して消滅した。歴史学者・岡田英弘氏の「日本史の誕生」によると、以後、313年中国軍が撤退するまで、韓半島は中国の支配下の植民地で、シナ語を公用語とし、中国皇帝の保護下で暮らしていた。紀元4世紀のはじめ、中国で大変動があって、皇帝の権力が失われたため、韓半島は中国の支配から離れ、独自の道を歩んだ。以後、3韓(高句麗、百済、新羅)時代、新羅、高麗、李氏朝鮮と続くが、基本的には、北強南弱の状態であった。北方の満州族は、必要と思えば、韓半島に侵入し、住民を拉致し、農奴として農作業に使役させた。高麗時代にはモンゴルが6回も侵入し、60万人もの高麗人を鴨緑江の北に連れて帰り、農奴として使役させた。李氏朝鮮時代にも、朝鮮人は満州族に数百人規模で狩られて満州で農奴にされた。

 

    北方民族の中で、ツングース族は一大勢力で、高句麗人や満州人もツングース族といわれる。シャーマンとは人に神が降りてその人が一時的に神に変わるとみなされる人とされるが、シャーマンという言葉はツングース語で呪術師を差す言葉「サマン」に由来するといわれている。シャーマニズムはもともとツングース族の宗教の形態であった。ツングース族にたびたび侵略された韓半島の住民にシャーマニズムが入り込んだのは必然といえよう。北方民族に隷属を余儀なくされ、半島南部の逃げ場を失った住民に、その境遇を恨み呪う場を提供してくれる、朝鮮流に形を変えたシャーマニズムは歓迎されたものと考えられる。

    ここで、現在の朝鮮人、韓国人の際立った特徴を思い浮かべてほしい。1つには、嘘つきの民族である。これについては、李栄薫氏が述べたとおりである。2つは、分業のできないあるいは分業が苦手な民族である。これは古田博司氏が述べていることでもある。3つは性モラルの欠如である。売春婦が異常に多い。韓国の売春産業はGDPの5%に達するといわれるほどである。最近では、ソウル市長、プサン市長、在ニュージランド韓国大使館員のセクハラが物議を呼んでいる。4つは、歴史上、戦争に単独で一度も勝てなかった民族である。5つは、韓国人に精神疾患者が異常に多いことである。6つは韓国人のDNA塩基配列の異常である。

 なぜ、韓国人のような民族が生まれたのか。考えられるのは、朝鮮民族の社会は古くから、近親婚社会であったということである。室谷克実氏は「日韓がタブーにする半島の歴史」で1145年に編纂された現存する最古の歴史書「三国史記」の「新羅本紀」に以下の記述があると指摘している。-----新羅十代王の妃は十一代王の妹であり、十一代王の妃は十代王の娘である。十一代王の母は十三代王の異母姉(妹)であり、十三代王の妃は十一代王の娘-----、つまり、新羅の王族とは近親婚集団であり、近親婚集団であることを根拠に、排他的身分階層である王族を構成していたらしい。「新羅本紀」の著者、金富軾が「新羅の王族が近親婚を続けて何が悪い」と開き直っているほどである。室谷克己氏はまた、近親婚は王族に限られてはいないと指摘している。「新羅本記」の部分には、-----高墟部を沙梁部に改め、姓を崔に。大樹部を漸梁部に改め、姓を孫に-----といった具合に、王は一つの村ごとに住民全員を同姓にしたとの記述がある。これは各村内部が何重もの近親婚で結ばれていて、一つのファミリーの構造となっていたことを示しているとされる。このような家族構成が、数世代で形成されるわけがなく、十世代以上、数十世代に亙って、近親婚が行われていたと考られよう。

    ここで、再び、古代朝鮮におけるシャーマニズムについて考えたい。シャーマンはクッ(巫祭、神事)と呼ばれる呪術の場で、脱霊と憑依を繰り返す。筆者は、そのトランス状態のクライマックスでは、性モラルから解放された性の乱交の場となった可能性が高いと考える。古代朝鮮におけるシャーマニズムの詳細について記述した史書はないと考えられるので、これは筆者の仮説である。しかし、この仮説で、高麗時代の各村内部が何重もの近親婚で結ばれていて、一つのファミリーとなっていることがうまく説明できる。すなわち、クッに集まる村人たちは、世代を重ねて全員が親族となり、さらに近親婚を重ねるに至ったと考えられるのである。こういう社会では、性に対するモラルの欠如は免れないであろう。

    朝鮮人が古来より、近親婚を重ねた民族であることを科学的に確かめるには、DNAの塩基配列を調べればわかることである。イタリアの集団遺伝学者であるCavalli-Sforzaによれば、朝鮮人のDNA塩基配列には異常があり、それは過去において大きなGeneric Drift(少数の人間が近親相姦を重ねて今日の人口動態を形成)があった民族であったか、あるいは近親相姦を日常的に繰り返す文化を有していた民族であったと推定されている。近親婚による遺伝子塩基配列の異常と精神疾患とは相関関係がある可能性が非常に高い、というのは近親婚により、劣勢遺伝子が顕在化し、精神的、体格的障害者が生まれる頻度が高くなるとされているからである。明治の初期、朝鮮で布教を行った宣教師ダレの「朝鮮事情」にあるように、古くから朝鮮人は怒りの抑制を繰り返すことで、ヒステリーと類似した症状を発症していたことが分かる。韓国人にだけ現れる、人格障害、パニック障害、ストレス適応障害、ヒステリーなどに類似し、不安・うつ病・身体異常などが複合的に現われる怒り症候群は、現在、アメリカ精神医学会によって、火病または鬱火病と認定されている。李成柱:(亜日報2003.2.10)によれば、韓国国民の25%が精神病で71.2%が人格障害者といわれている。また、中央日報(日本語版2015.04.05 )によれば大韓精神健康医学会が実施した調査の結果、韓国の成人の半分以上が憤怒調節に困難を感じている憤怒調節障害(間欠性爆発性障害)者であり、10人に1人は治療が必要なほどの高危険群であるといわれている。ここで憤怒調節障害とは精神的苦痛や衝撃後に、不当さ、侮蔑感、挫折感、無力感などが持続的に頻繁に現れる不適応反応の一形態で、間欠的に激憤または鬱憤という感情となって現れる。不当な待遇を受けたという思いに基づいた憎しみと憤怒の感情状態が長く続く障害をいう。このような韓国人の高い人格障害者比率は、人格障碍者の行動パターンとして、集団的にモード化して民族の性格を形作り、国の外交などにその特徴が顕れるものと考えられる。

 

    韓国人の際立った特徴を人格障害で考えてみよう。

    精神科医岡田尊司氏「ササッとわかるパーソナリティ障害」によれば、パーソナリティ障害(人格障害)とは、一言で言えば、「性格の著しい偏りのために、自分自身だけでなく、周囲も苦しむ状態」で、生活に、重大な支障が生じるほど程度が強いものをいう。パーソナリティ障害の原因は、遺伝と環境要因が、およそ半々で関係しているといわれる。パーソナリティ障害は、さまざまなタイプがあるが、大きく3つのグループに分けることができる。遺伝的背景として、統合失調症と近縁性があるA群。関係を始めるのは容易であるが、変動が激しく、振り回されやすいタイプで、ドラマチック・タイプとも呼ばれるB群。これには境界性、自己愛性、演技性、反社会性の四タイプがあり、華やかで、格好良く、人を惹き付ける魅力を備えているが、親しくなるにつれて、変動の激しさや自己本位な行動に、戸惑うこともしばしばであるという特徴がある。そして、一見すると、パーソナリティ障害とは思えない、常識的なタイプであるC群である。

    精神科医林公一氏によれば、病的な虚言癖は、演技性人格障害、自己愛性人格障害、境界性人格障害の可能性を想定すべきとされている。これらは上述のB群人格障害に属するので、以下、B群の人格障害について「ササッとわかるパーソナリティ障害」から抜粋・引用して説明する。

    演技性パーソナリティ障害は、注目や関心に対する飽くなき欲求と、身体的な自己顕示を特徴とするタイプで、過剰なパフォーマンスや外見的な魅力によって、人々の注意を惹き付けようとする。ときには、ウソやでっち上げによって、注目を惹いたり、同情を得ようとする。演技性パーソナリティ障害の注目や関心への欲求は、非常に切実で強いため、自分を貶めてしまうことや、社会規範に反するようなことをしてでも、注目を得ようとする。それに対して、批判的な態度をとることは、このタイプの人にとっては、自分のすべてを否定されることに感じられ、余計に問題を悪化させやすい。

 自己愛性パーソナリティ障害は、過剰な自信や誇大な願望、他人に対する尊大な態度や非共感性を特徴とするタイプである。自分のことを特別だと考えていて、自分の利益のためなら、他人を利用し犠牲にすることにも、まったく心痛まない。このタイプの人にとって、「世界は自分のために存在している」からである。賞賛されることは、大好きだが、少しでも批判されると、激しい怒りを覚える。このタイプも、遺伝的要因が半分くらい関わっている。自己愛性パーソナリティ障害の人は、他人を利用することを当たり前だと思っている。献身的に尽くしても、あまり感謝を覚えることもなく、逆に、些細なミスやうまくいかないことがあると、自分に原因があっても、周囲に責任転嫁して、攻撃してくる。よかれと思って欠点を指摘したりすれば、激しい怒りを買い、集中攻撃を食らうことになる。

 境界性パーソナリティ障害は、強い自己否定感とともに、気分や対人関係の両極端な変動を特徴とするタイプで、リストカットやオーバードーズといった自傷行為や自殺企図が、繰り返されるのも特徴である。若い女性に多く、近年急増している。過食や薬物依存、過呼吸発作や、意識が一時的に飛ぶ解離性症状、一過性の幻覚などが見られ、そのため精神病と間違われることもある。見捨てられることに対して過敏で、そうした思いを抱いただけで、見捨てられまいと激しい行動化に走ったり、どうせ見捨てられるのなら、死んだ方がましだと、自暴自棄な行動に走る。

    境界性パーソナリティ障害の人に接する場合に、起こりやすい問題は、熱心に支えようとすればするほど、どんどん要求水準が上がり、本人の気分や反応に、振り回されてしまうということである。本人に気に入られようという思いがあると、余計泥沼に入りやすいと言える。本人の気分に巻き込まれずに、冷静なスタンスで、いつも同じ方向を示す道しるべとなる関わり方が大切である。本人がやるべきことを肩代わりしたり、無理な犠牲を払ったりすることは、本人のためにもならず、後で行き詰まる原因となるので、ここまでが限界というラインを設定すべきである。

 反社会性パーソナリティ障害は、危険やルールを侵害することを好む傾向や他人に対する冷酷な搾取を特徴とするタイプである。大別して、口が巧い「虚言型」と、キレやすい「暴力型」に分かれるが、相手が思い通りになるとみたら、容赦なく搾取しようとする点では同じである。反社会性パーソナリティ障害の人は、危険を恐れず、口が巧かったり、行動が格好よかったりして、とても魅力的に見えることが多いと言える。その魅力に囚われ、一旦親密な関係を結んでしまうと、次第に本性を顕して、金づるやカモとして、相手を搾取するようになる。それを拒もうとすると、今度は暴力の恐怖や、性的な支配でコントロールしようとする。まず、見かけのかっこよさに騙されずに、相手がどういうタイプかを、見抜いて、深く関わらないことが第一である。既に断ち切り難い関係にある場合は、一方的に尽くすのではなく、対等な関係を築くように、相手を導き、それに応じないようであれば、きっぱり関わりを解消した方がよい。

 

    韓国人の特徴、虚言癖、憤怒調節障害、強請りたかり性質、献身的に尽くしても感謝することはない性格など、B群人格障害者の特徴、特に下線部で示した箇所とあまりによく似ているので驚かれると思う。分業できないことについても同様である。自分の利益のためなら、他人を利用し犠牲にすることに厭わない性格や、ミスの原因が自分にあっても、周囲に責任転嫁して、攻撃してくる性格の人と誰が分業したいと思うだろうか。自分以外、他人や他集団を信用できないことも原因であろう。性モラルの欠如については、シャーマニズムや近親婚、儒教体制での男尊女卑、清王朝への多数の貢女など、歴史的な要因もあるが、反社会性パーソナリティ障害などでみられるように、相手を性的な支配でコントロールしようとすることも要因として挙げられよう。朝鮮が新羅の時代より歴史上、単独では一度も戦争に勝ったことがないということについても、人格障害の関与が考えられる。朝鮮戦争では中国は韓国軍が弱いことをよく知っていて、中国軍は、韓国軍に狙いを定めてそこを攻撃した。国連軍総司令官だったマシュー・リッジウェイ将軍が「韓国軍だけが私の悩みだった。中国軍は韓国軍部隊を次々と敗走させ、そのたび韓国軍は補充困難で高価な多数の(米国供与の)装備を放棄した」と嘆いたように、米国製の優秀な武器を多数装備しているにもかかわらず、信じ難いことに、韓国軍は攻撃を受けると簡単にそれらを放り出して常に敵前逃亡した。韓国軍兵士たちは、戦時におけるストレスに耐えられず、良く言えば、パニック発作を発症したものと考えられる。 韓国人はパニック発作を起こしやすい体質といえよう。パニック発作をしばしば起こすのはパニック障害といわれるが、パニック障害は境界性人格障害の併存障害と考えられている。

    新羅の時代にはすでに近親婚により、パニック障害に関わる遺伝因子を朝鮮人は持っていたのではないか。人格障害の原因は、遺伝と環境要因が、およそ半々で関係しているといわれる。戦闘状態という極限の環境要因が、多くの朝鮮人兵士のパニック発作を誘発させるので、朝鮮が新羅の時代より歴史上、単独では一度も戦争に勝ったことがないということではなかろうか。戦争に勝てない民族は悲惨である。滅亡しないまでも、朝鮮民族は上層階級から下層階級まで永年にわたって明や清などの戦勝国からストレスを受け続けた。この環境要因が、朝鮮で人格障碍者を高い比率で生産し続けたのであろう。

 なお、ベトナム戦争では、韓国軍は、無抵抗の味方の村々を襲い、発狂したように村人を虐殺、強姦し、異常性嗜好の極みと言われる、快楽殺人までやってのけている。この韓国軍の残虐行為については、パニック発作だけでなく韓国人の反社会性パーソナリティ障害から由来する残酷性、残忍性や冷酷性も関わっていると考えられる。韓国人のご先祖の李氏朝鮮人の残酷性については、シャルル・ダレの「朝鮮事情」に詳しい。それには下層民に残酷なリンチを加える両班や、存命中の人間の肉体を少しずつ切り落とし、長時間にわたり激しい苦痛を与えて死に至らす凌遅刑(りょうちけい)が記されている。現代でも、現職時に最高礼をもって遇された歴代の韓国大統領は、退任後、獄に繋がれたり、自殺に追い込まれている。韓国民にはひとかけらの惻隠の情もないばかりか、韓国民は彼らの絶望的な境遇を見て快哉を叫ぶのである。戦時下の行為といい、残忍な民族性といえよう。

    韓国人の、B群人格障害者の特徴は、当然ながら殆ど韓国の特徴でもある。韓国には少なからぬB群人格障碍者がいて、韓国社会にはそれら人格障害者の行動や思考パターンが反映されているからである。この視点が、韓国愛国者・李栄薫氏の「反日種族主義」では完全に欠落していて、韓国社会における、物質主義、肉体主義及び反日種族主義をシャーマニズムで説明を試みるも、これらの因果関係を十分説明しきれていないと考えられる。

    ともかく、韓国とは深く関らないことが第一である。古田博司氏の唱える「助けず、教えず、関わらず」の「非韓三原則」の徹底が韓国と付き合う最善の方法であろう。北朝鮮も同様である。韓国を助けるとろくなことにならない。破産した大韓帝国を乞われて併合し、日本国民の血税で当時、世界最貧で最悪の衛生環境の古代国家を近代国家にし、人口を倍増させた挙句、併合は日本の植民地支配であったと非難する。華夷秩序での格下で野蛮な日本に助けられるということ自体が、心底許せないのである。自己愛性パーソナリティ障害者は過剰な自信を持ち、「世界は自分のために存在している」と思っているからである。賞賛されることは、大好きだが、少しでも批判されたり、貶められたりすると、激しい怒りを覚えるのである。技術などを教えると、さらに要求し、断ると手段を選ばず盗み出す。国を挙げて、韓国企業を支援し、日本企業の持つ国際シェアを奪い取ろうとする。盗む技術は、洗練高度化されていて、妓生パーティーなど過剰接待で油断させたり、ハニートラップなどで弱みを握って強請るなど、手段を選ばない。日本人が甘いため、これまでどれだけ、日本の富が奪われたか。韓国の輸出産業は半導体、鉄鋼、自動車、造船など、自動車を除いて、かっての日本の花形輸出産業である。韓国に日本の産業と異なる分野での輸出産業があるか。ありはすまい。それは日本から技術ノウハウが奪えないからである。韓国の窃盗は、今日、イチゴ、ぶどう、和牛まで及んでいる。

 反社会性パーソナリティ障害者は、口が巧かったり、行動が格好よかったりして、とても魅力的に見えることが多いのであるが、その魅力に囚われ、一旦親密な関係を結んでしまうと、次第に本性を顕して、金づるやカモとして、相手を搾取するようになる。永遠にである。彼らの強請り、集りの要求に耐えかねて妥協や合意をしても、彼らはゴールポストを動かすように、難癖をつけて合意点をずらし、さらなる要求を突き付けてくるのが常である。いわゆる従軍慰安婦問題は日本人の詐話が発端となったものである。それを詐話で終わらせず歴史問題に発展させて日本を強請り続けようとする。現時点でも、日韓請求権協定で個人請求権の問題は解決済みにかかわらず、最高裁が徴用工問題で日本企業に賠償を命じる判決を出し、企業資産を売却するぞと脅している。竹島問題、旭日旗問題、日本海/東海の地名問題などの歴史問題においても、言いがかりそのものである。歴史は、日本人にとって、実証的に記述すべき人文科学である。しかし、韓国人にとっては、歴史は、誇大な願望である。誇大な願望は自己愛性人格障害者の特徴の一つでもある。誇大な願望は、彼らにとっては、同時に信仰になり、宗教となっているのである。現代版シャーマニズムというべきか。科学と宗教の論争である日韓の歴史論争が決着しないのは当然であろう。彼らの歴史戦争に巻き込まれることは、一対一では勝ち目のない泥沼に引き込まれることを意味する。彼らとの一対一の歴史論争には限界があると知り、日本は価値観を同じくする欧米諸国の賛同を取り付けるべく、諸外国に係争中の歴史戦争の内容を丁寧に説明する必要がある。そのための外交予算を惜しむべきではない。一方で、理不尽な歴史戦争を仕掛ける韓国に対して断交を視野に入れて経済制裁を効果的に行うことである。

 

    韓国に関わることは、境界性パーソナリティ障害の人に接する場合に起こりやすいように、熱心に支えようとすればするほど、どんどん要求水準が上がり、本人の気分や反応に、振り回されてしまうということである。韓国は人格障碍者の国と思い定め、国家間の距離をとるべきである。関わらないに越したことはない。しかし、先方からの言いがかりや、誣告、知財の窃取、日本政府に対する非合法ロビイスト活動などは、今後も増えこそすれ減ることはないので、それに対する法的手段を早急に講じるべきである。スパイ防止法、産業スパイ防止法を整備し、日本中央情報局を設立すべきである。関わらないためにも、今からでも遅くないので韓半島から日本企業の撤退、日本資本や人材の引き上げなどにも着手すべきである。日本に在住する韓国人や、来日する韓国人を増加させるような政策はとるべきではない。むしろ帰国してもらうようにすべきである。在日韓国・北朝鮮人の3世以降の特別永住権の付与も見直す時期に来ているのではないか。韓国に対しては、「非韓三原則」を将来に亙って徹底することが必要である。文在寅政権の反日政策のおかげで、今、日本は好ましい嫌韓ムードとなっている。しかし、将来韓国が少し親日政権よりに変わった場合には、日本のメディアは親韓政策への大合唱を唱えるであろう。その時こそ、さらに気を緩めず「非韓三原則」を徹底することである。日本の富が奪われたり、不毛な歴史戦争に引きずり出され、日本が消耗しないためにも。

 

    あとがき

    李栄薫氏は「反日種族主義」で反日を批判するような指摘は韓国人にとっては不快であろうが、「一人の知識人として」指摘しないわけにはいかないと書いた。立派な韓国の愛国者であると思われるが、この本の内容の多くは私塾の李承晩学堂で講義されたものであり、李栄薫氏は李承晩を敬してやまないということである。李栄薫氏によると、李承晩は大韓民国建国にあたって「新しい韓国人」をつくるため反日政策をとった。李承晩は日本が再び侵略してくるかもしれないと本気で思っていて、李承晩や朴正熙の反日は祖国愛から出たものであるとしている。しかし、韓国で反日教育を始めたのは両班出身の李承晩なのである。李承晩は1950年占領統治下の日本の対馬と九州に侵攻しようとしたし1952年にはいわゆる「李承晩ライン彼の政治的立ち位置により限定され、」を国際法に反して一方的に設定し、同ラインの内側の広大な水域への漁業管轄権を一方的に主張するとともに、そのライン内に竹島を取り込んだ。その結果、1965年までの13年間に、日本人漁民3939人を抑留し、そのうち44人が死傷した。1965年、朴正熙政権の韓国と日本は「日韓基本条約」と「日韓法的地位協定」を結ぶことになったが、漁民たちを人質にとられた日本は、不利な「日韓基本条約」と「日韓法的地位協定」を結ばざるを得なかった。 交戦国でもないのに多額の賠償金を取られ、また、日本の刑務所に収監されていた韓国・北朝鮮の犯罪者472人の釈放と在留特別許可まで認めさせられた。李承晩や朴正熙の反日は我々日本人からすると、実害の極めて大きい許容されざるものである。李栄薫氏は北朝鮮と戦った李承晩政権や親北政権でない朴正熙政権の反日は祖国愛によるものとして批判はしていない。一方、「反日種族主義」で、金泳三政権から文在寅政権に連なる親北政権の反日は手厳しく批判している。李栄薫氏の反日批判はこのように、彼の政治的立ち位置により限定され、全面的なものではないが、それでも、実証的に多くの反日の虚構を暴くなど、韓国社会での最大のタブーに挑戦した意義は評価できる。 

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