朝鮮考
-反日の源流-
武漢コロナウィルス Ⅱ.
ー情報管理国家・中国ー
2020.4.29
今回のウィルス禍は、情報を一元に管理する共産主義国家、中国の武漢市から始まった。中国は原因不明の肺炎を発症し、それが人-人感染する新型のウィルスであることを知りながら、情報の隠蔽を図った。あまつさえ、その肺炎の発症に警鐘を鳴らした医師を処分した。ウィルスを完全に撲滅できると考えていたのであろう。感染が抑えきれないと知ってWHOへ通報したが、遅きに失した。そしてその通報の遅れがパンデミックにつながった。WHOも、12月の段階で台湾から、人-人感染する原因不明の肺炎の発生について報告を受けながら握りつぶし、中国に忖度するテドロス事務局長は緊急事態宣言を早期に出さなかった。トランプ大統領は、ホワイトハウスでの記者会見で「新型コロナウィルスが発生した段階で、WHOが医療専門家を中国に派遣し、現地での客観的な調査する一方、中国の情報の透明性の欠如を非難していれば感染は、発生地に封じ込まれ、死者も少なくて済んだ」とWHOを批判した。
米国では、新型(武漢)コロナウィルスは、感染が初めて確認された武漢市にある中国科学院武漢ウィルス研究所がその感染源である可能性が高いとの見方が広がっている。というのも武漢ウィルス研究所は、以前から大量の汚染菌を扱う施設にも関わらず、安全に運営するための適切な訓練を受けた技術者が著しく不足している、問題のある研究所とみられていたからである。
4月15日の米国FOXニュースは、研究所職員がウィルスを持っていた研究動物のコウモリから感染し、この職員が武漢市内に外出して感染が拡大したと言っている。中国政府は感染源が同研究所であることを隠蔽するため、感染源が市内のコウモリを扱っている生鮮市場であると発表する一方で、米国などを標的として偽の情報工作を展開した。同時に、研究所のコロナウィルス研究のデータを改変したうえ、研究サンプルをすべて破棄し、施設を完全戦場するなど、徹底した隠蔽工作を実施したと言っている。さすがに共産主義国家・中国である。情報を一元に収集・管理し操作する国家だけのことはある。
武漢コロナウィルスが生物兵器を目的として武漢の研究所で作られたといううわさも絶えない。しかし、これはすでに分かっている新型コロナウィルスのDNA塩基配列について、人為的操作が加えられているかどうか、AIを用いて検証すれば決着できると思われる。今のところそのような報道はなく不明である。ただ、専門家によれば今や、ウィルスの合成は難しい技術ではないそうである。新型コロナウィルスが生物兵器を目的として中国で作られたといううわさが、真実味を帯びて語られるのが今の中国である。不透明、危険でかつ、警戒を要する国というコンセンサスが国際社会で形成されつつある。安倍政権は今後、中国とどのような付き合いをしてゆくのだろうか。