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両班の末裔・韓国人Ⅱ

 

2014.3.8
朝鮮人の性格

 事大主義は、大に事(つか)えるという考えと行動を表す語。事大の語源は『孟子』の「以小事大」(小を以って大に事える)である(ウィキペディアより)。歴史的に中国の周辺諸国がとる外交政策の1つである。
 

 事大主義は強大で獰猛な異民族の国・中国と付き合う一つの方法として朝鮮としてはやむを得ぬ選択肢であったろうと思う。地続きの中国への恐怖心というのは海に囲まれて育った我々日本人には想像できないほど強いものであり、韓国人の深層心理に刻みつけられていると考えられる。中国では漢代より儒教が国教化されており、華夷思想に基づく世界観のもとで、朝鮮は新羅以降、高麗、李氏朝鮮と中国の冊封朝貢体制下に置かれた属国であった。宗主国を恐れ、その文化の模倣を最上のものとし、独創的なものは事大主義者によって排除された。結果として技術や文化、社会体制の革新など起りようがなく、国家は停滞し続けた。その一方で中国の世界観である中華思想を共有するようになり、小中華思想を唱えるようになった。従属国としての境遇に慣れ大国に媚びへつらう卑屈な事大主義と、日本などの周辺国家を夷荻と見下す尊大な小中華思想の2つは、清建国後の朝鮮において朝鮮人にさらに複雑で屈折した精神構造を育てたものと考えられる。朝鮮人の気質を特徴づける「恨」(ハン)の源流はこの辺にあるのではないかと考えられる。
 朝鮮では丙子胡乱(1636年 –1637年に清が李氏朝鮮に侵入し、朝鮮を制圧した戦い)以後、極度の清の干渉を受けた。新羅以降、中国の属国ではあったが、夷荻であるツングース民族の清には隷属して強く抑圧されたため、朝鮮人はストレス適応障害を起こし、一種の人格障害を起こしてしまったと思われる。

 
ダレ:「朝鮮事情」(1874)からの抜粋 
 朝鮮人は一般に頑固で気難しく、怒りっぽく、執念深い。大人は男も女もみさかいのないほど怒りを爆発させるようになる。怒りが爆発したりすると、人々は不思議なほど安易に首を吊ったり、投身自殺をしたりする。些細な不快や一言の蔑視、ほんのなんでもないことが、彼らを自殺へと追いやっている。彼らは怒りっぽいがそれと同程度に復讐心に満ちている。例えば五十の陰謀のうち四十九までが何人かの陰謀加担者によって事前に暴露される。これらはほとんどいつも個人的な恨みを満足させるものであったり、かっての少し辛辣な言葉に対する仕返しであったりする。敵対する者たちの頭上に懲罰を加えることができるならば自分が罰せられることなど彼らにとってはなんでもないのである。


 朝鮮人にはDNAの塩基配列の異常があることがイタリアの集団遺伝学者であるCavalli-Sforzaによって報告されている。それによれば朝鮮人は世界でも類をみないほど均一なDNA塩基配列の持ち主であり、これは過去において大きなGeneric Drift(少数の人間が近親相姦を重ねて今日の人口動態を形成)があった民族であったか、あるいは近親相姦を日常的に繰り返す文化を有していた民族であったことを表すという。朝鮮では本貫が同じであれば結婚が認められないと言われる。かって朝鮮人は、従兄どうしの結婚が許容されていた日本人を犬畜生に劣る輩と非難していたというが、これは建前だけのことで、内実は「父と娘」が結ばれるような異常な文化の国であったことが科学的に証明されたことになる。一説によれば韓国国民の25%が精神病で71.2%が人格障害者といわれている(李成柱:東亜日報2003.2.10)。

韓国人の性格
 李氏朝鮮は階級社会であった。良民(両班、中人、常人)と賤民(奴婢、白丁)に分けられる身分階級の最上位に位置していた両班は17世紀末で人口比で8%以下であったが、李朝末期には人口の半分近くまで増えた。両班は下層民に対して傲慢に振る舞い、賤民に対しては生殺与奪の権を持ち、しばしば残酷なリンチを加えた。このような階級社会で生きる朝鮮人は生まれたときから自然に、また、ある意味では命がけで階級社会における自分の立ち位置を学習したものと考えられ、身分の上昇志向が非常に強かったものと考えられる。両班の身分は世襲制で売買されたので、中人や常人は身分を買い取るなどして、李朝時代を通じて大半が両班身分となったといわれている。賤民階級も17世紀末では43%であったが李朝末期には31%に減じている。李氏朝鮮から日韓併合の時代となり、階級制度は完全に撤廃されたが、韓国となった現在においても過酷な階級社会が韓国人の意識の片隅に残っているものと考えられる。それは李朝末期には両班は人口の約半分を占めていたという事実にもかかわらず、現在の韓国人のほとんどが両班出身と称していることからも伺い知ることができよう。(一説によれば、そのために家系図を書き換えたり、偽の家系図を入手して両班出身と称したらしい。もし本当だとすれば、韓国人の約半数は自らの歴史をも捏造をしてきたことになる。)下に立てば、どのような災厄が降りかかってくるかという心理が無意識に働き、自己を他人より常に上に置こうとするので、韓国人は他人に奢(おご)りたがる。教えたがる。見栄を張りたがる。そして虚勢を張り、虚飾する。地に足のついた堅実な生活ができにくく、現実から遊離した考えに疑問を持たなくなる。息を吐くように嘘もつく。韓国で整形手術がはやるのも、詐欺や横領が多いのも、そしてクレジットカード保有数が世界一のローン大国で破産に近い国となっているのも、この流れにあると思われる。

 
国際美容外科学会(ISAPS - International Society of Aesthetic Plastic Surgery)が世界各の美容整形市場の情勢をまとめた報告書の分析結果によると、2011年、世界で最も美容整形手術の人口割合が高いのは韓国で、人口1000人当たり13.1件であった。また、WHO(世界保健機関、2013年)の調査は、韓国は詐欺部門では1位(2位はメキシコ)であり、横領が多い国の第2位(1位はロシア)であると報告している。

 韓国・北朝鮮人には過去において永く、2つの異常な社会的抑圧がのしかかっていたと考えられる。1つは、中国による冊封体制に組み込まれ属国として受け続けたストレス、他の1つは過酷な階級社会が作り出したストレスである。現在その2つのストレスは韓国には存在しないようにみえるが、その後遺症として韓国人は感情が激しく、事実や現実を直視せず、都合のよいファンタジー的な考えをするなどに顕れていると思われる。
         

言語からの視点では
 李氏朝鮮第4代国王世宗が1446年訓民正音の名でハングルを公布した。当時、事大党の反発があり、ハングルは諺文(オンモン)と蔑まれ、1910年の日韓併合以降、日本が教育に取り入れるまでほとんど使用されなかった。
韓国語には受身の発想がない(呉善花“スカートの風“)。例えば「泥棒に入られた」という受身形の表現はなく、韓国語では「泥棒が私の家に入った」との表現しかない。「泥棒が私の家に入った」では私の家に入った泥棒が一方的に悪いという心象が表される一方、「泥棒に入られた」という言い方では、私にも隙があったかもしれないという、自省の観念も含まれることになり、その違いは大きい。この例のように、受身の発想がない韓国語(ハングル)を用いることにより、自省心や謙虚さは身に付かず、他に対して自己主張が強く、クレーマー体質となりやすい人間が育つと考えられる(民族の文化はその言語に顕れる。逆に朝鮮人がクレーマー体質をもっているなら、その使用する言語に特徴として顕れるといえるのではあるまいか)。
 韓国では1948年、大韓民国建国と同時にハングル専用法を制定し、漢字ハングル混じり文を禁止した。漢字使用の禁止に伴う影響についてはあまり考慮されず、単に、中国文化につながる漢字使用を禁止し民族ナショナリズムを高揚させるためと考えられる。1976年以降、国語醇化運動が推進され、現在、漢字ハングル混じり文は50代以上の世代では読めるが、40代前半の世代以下では読めなくなった。新聞も1990年代後半に漢字ハングル混じり文を使わなくなった。ハングルは表音文字のため、漢字の意味をわかりやすく言い換えねばならない。そのため同音異義語が多く、ハングル専用文にはさまざまな問題が指摘されている。

  
呉善花:「「反日」を捨てる韓国」からの抜粋 
  韓国語の語彙の約七〇パーセントが漢字語である。この膨大な漢字語をいちいち固有語でいい換えたり、新しい言葉をつくったりして定着させていくことは、事実上不可能である。するとどういうことになるかというと、新聞や雑誌や書物のなかに、意味不明の言葉がたくさん出てくることになる。ハングル専用世代はしかたなくそこを読み飛ばす。そのため、じつにいいかげんな読み方しかできていないのが実情である。当然ながら、韓国にいた時分の私もそうしていた。恐ろしいのは、意味不明の言葉を読み飛ばすことが習慣となること、そして自分の知らない漢字語がちょくちょく出てくるような書物や雑誌を読まなくなってしまうことである。たとえば、政治・経済を専攻しなかった者には、時事評論雑誌などを読むのはとてもつらいことになる。私は韓国の大学で は臨床病理学を専攻していたから、まずそうした雑誌には食指が動かなかった。
 そうなるとこれもまた当然ながら、ジャーナリズムのほうも読者に合わせて語彙を選択するようになり、その悪循環から、概念語や専門語にきわめて乏しいまことに通俗的な丈章ばかりが社会に蔓延していくのである。
 現代韓国は、漢字を排したため、世界を論ずるにふさわしい抽象度をもって議論を展開するための言語的なベースが殆ど崩壊状態にあるのである。


 呉善花は、“「反日」を捨てる韓国”の中で、漢字ハングル混じり文を捨てた結果、「韓国人の一般は知的な関心は低く、国民一人あたり年問平均読書量も世界一低いといわれるような惨憎たる知的荒廃が生み出されている。」と述べていて、韓国人の読書離れと知的荒廃が進んでいると指摘している。
韓国の歴史書、文献や資料など過去の記録は漢字で書かれたり、漢字が混じっているので、若いハングル専用世代では読むことができず、自民族の歴史を原典にあたって知ることができなくなったと考えられる。また、現代の書物においても、ハングル専用文では同音異義語が非常に多いため、法律書などの文理表現の多い学術書、哲学・思想書など抽象表現の多い学術書、あるいは自分の専門外の書物などは、忍耐なしには容易に読めなくなっているのみならず、忍耐を重ねても本に書かれている真意を全て汲み取ることは難しいものと思われる。このため韓国人の思考は、深く掘り下げられることもなく、範囲も広がらず、結果として韓国人はグローバル社会での常識が身に付かないように思われる。例えば「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」などのいわゆる“親日法”は近代刑法の、事後法の禁止の原則および遡及処罰の禁止の原則に明らかに違反している。ハングル専用文を用いている韓国の法曹人は近代法の精神を本当に体得しているのであろうか。ジャーナリズムもまた読者に合わせて語彙を選択するようになり、通俗的な文章ばかりが社会に蔓延しているようであるが、そのようにして韓国人は多様な情報から隔離されやすくなり、ジャーナリズムの論調を疑うこともなく、それに支配されやすくなっているのではなかろうか。歴史を直視せず、感情的な反日論調一辺倒となる世論の形成にはハングル専用文の使用が一役も二役も買っているものと思われる。
 
歴史捏造にみられる恨と謝罪・賠償
 韓国人にとって過去の悲惨といえる自国の歴史を直視することは耐えがたいことで思い出したくないことであろう。両班の血を引く韓国人は、他人の下に立つことを嫌うほど自尊心が高いので、自己の存在を肯定するのにこのような過去の惨めな歴史的事実は受け入れられないと考える。そこで、自分たちの都合のよいような歴史に執着し、歴史事実の歪曲を図り、歴史を捏造することになる。これは暴論ではなく、人格障害者(一説によれば韓国人の71.2%がそれに当たる)が自己の不遇だった過去を他人のせいにしたり、事実と異なることを思い込んだりして、自己の存在を納得のいくように執拗に繰り返し主張する行動のパターンを考えれば、容易にその同質性が分かるであろう。韓国人は「日本人は侵略的かつ野蛮な民族的資質をもつ」(呉善花;「反日韓国」に未来はない)という韓国の主張に沿った歪曲史を捏造し、それを日本に認めさせることができれば、世界的に歪曲朝鮮・韓国史を正史として印象づけられ、同時に日本人の悪しき民族的資質を世界に問えると思っているのであろう。
 日本には学術的に確立された日本史があり、韓国主導の歪曲史が容認されることはないと思われるが、「嘘も100回言えば真実となる」のたとえ通り、韓国人は繰り返し日本に訴えれば勝算はあると思っているはずである。何より韓国や北朝鮮を支持する在日外国人が多数住んでいて、朝日新聞、毎日新聞およびテレビ局など親韓・親北朝鮮メディアが多数存在しているのは心強いはずである。漢字ハングル混じり文を捨てたことにより、韓国人は過去の事実に目を向けることなく、韓国人自身が歪曲史を歴史事実と思い込み、あるいはジャーナリズムにより思い込まされて、民族をあげて集団モード的に日本に歪曲史の容認を迫ってくるであろう。
 従軍慰安婦の問題が良い例といえる。従軍慰安婦は日本軍によって強制連行されたというストーリーは吉田清治の「私の戦争犯罪」という捏造本から始まり、植村隆の朝日新聞捏造記事を経て今日に至っている。韓国は侵略的かつ野蛮な民族的資質をもつ「悪辣・非道の日本人」という主張を世界に訴えるに格好の事例ととらえ、河野談話の草稿を添削して韓国の主張に沿った談話を引き出し、それをもとに日本に捏造の歴史を認めさせ、日本を貶めようとしている。日本を貶めることは即ち彼らの自尊心を満足させることでもある。この後に、日本に対する賠償の要請が控えていることは言うまでもない。

 
呉善花:「「反日韓国」に未来はない」からの抜粋
 1998年10月の金大中韓国大統領の訪日の主なテーマは、それまで新大統領が誕生するたびに繰り返されてきたものと何ら変わりのないものでした。いうまでもなく「日本の謝罪」と「日本の経済協力」の要請です。この二つをどれだけ見事に取り付けるかは、韓国新大統領の試金石ともなってきました。その意味では金大中氏はそれまでで最大の成果を持ち帰ったといえたでしょう。
 呉善花:「Voice、2013.4」からの抜粋
 日本人は、汗も流さないでタダで助けてもらうことはみっともないと感じる。 だが韓国人は、汗をかかないでタダで助けてもらえれば、それは自分に力があるからだと考える。これは政治も同じで、韓国を助ければ「助けるほどの価値がこちらにある」「助けないとあなたが困るからだ」と考える。だから助けたとしても絶対に感謝を表明しない。謝罪も同じで、心を込めて謝るといったことは通用せず、「では、その気持ちを金で表せ」といってくる。そしていったん助けたら一生、お金を出し続けなければいけない。


 呉善花の指摘する韓国人気質は、ダブリュイやバードが指摘した1世紀以上前の両班気質と全く変わっていないといえる。両班は労働を恥であるとして全く働かず、その一方で尊大に振舞うことを良しとした。このような現実ばなれした精神構造をもっていた両班の血を引く韓国人は両班にみられたように自尊心が高いと同時に、働かず金銭を手に入れるという、たかる性質(「たかり性」とでもいうか)をもちあわせていると考えられる。これら2つの性質は、彼らの行動パターンに以下のように顕れていると思われる。自尊心が高く他人より上に立とうとする。上に立つ場合には、強者の立場を利用して強奪することを考える一方、上に立てない場合、被害者の立ち位置に身を移し、自尊心高き故、その立場を恨むと同時に将来にわたって執拗に謝罪と賠償の要求を行う。恨と謝罪・賠償の要求は全く別の事柄であるが、朝鮮人には商人と詐欺が同根であるがごとく、見事に同じ心象となっているところが両班の末裔として面目躍如である。
  韓国が現在、経済規模世界第15位の国になっているのは、これまで日本にいろいろな手段で働きかけ、日本から理不尽ともいえる莫大な額にのぼる賠償や経済支援を引き出してきたからである。韓国はこれを経済成長戦略における成功パターンとして、これからの経済の成長戦略にもこのパターンを踏襲するものと考えられる。これには日本からの援助金は当然想定されているはずであり、国をあげて日本に、いかに“たかる”かについて考え続けているはずである。歴史問題もこの流れで捉えることができよう。韓国人にとって歴史とは過去の事象の変遷を実証で裏付けるような社会科学ではなく、政治力学でいかようでも変えられるものであると認識しているようである。彼らにとって歴史とは、後世においても戦い取れるもので、現に生きている者の自尊心を満足させ、謝罪や賠償を勝ち取るものであると思っているようである。

 韓国では1980年代から国家を挙げて反日教育にまい進してきた。幼稚園児から中学生まで「独島は我が領土」という愛国唱歌を暗唱させ、同時に反日を刷り込ませ、洗脳してきた。このような環境で育った韓国人に、韓国の歪曲史の誤りを正しても、決して誤りを認めようとはせず議論は平行線をたどるばかりであろう
そればかりか、外国を利用するなどあらゆる手段を通じて、日本を貶めるべく悪く言うだろう。現在に至っては、韓国の反日は、もう後戻りできない段階に来ており、この状態は今後、少なくとも半世紀以上続くということは覚悟した方がよい。
 日本の立場では、今後少しでも彼らの歪曲史を認めると、取り返しがつかなくなるのは従軍慰安婦問題で学習しているとおりであるから歪曲史は絶対に認めてはならないし、謝罪も賠償も絶対応じてはならない。安易に謝罪に応じれば一旦、反日はなくなったように見えても後日必ず、再現され将来にわたってたかられ続けよう。彼らから歪曲史を突き付けられた時には、対抗処置として経済制裁に踏み切る用意を見せることが肝要であると考えられる。これまで貸し付けた資金の返済を迫ることも効果的であろう。また、逆に韓国の非道ぶりを世界中に広めることも歪曲史を封じる上で効果的であろう。とにかく、今後、日本は可能な限り韓国と関わりをもたないようにすべきである。

最後に
 儒教(朱子学)の国、中国(清)および李氏朝鮮は19世紀末から20世紀初めにかけて滅亡し、現在、中華人民共和国(中国)、韓国、北朝鮮となっている。これら3カ国は共に反日感情が強い国であり、特定アジアといわれている。その中で中国、北朝鮮は共産主義国家となったが、この2カ国がソ連崩壊後の世界で数少ない共産主義国家として現存しているのは、儒教国家の政治体制が共産主義の政治体制と折り合いが良いからではないかと思われる。科挙というエリート登用制度をもつ儒教国家の政治体制は、“エリートが無知で愚かな一般大衆を指導する”という形が政治体制となっていた共産主義体制と似たところがあり、体制を移行しやすかったのではなかろうか。李氏朝鮮では両班のみ科挙の受験資格があり、両班は特権階級であったが、意識としてはエリートであった。両班の血を受け継ぐ韓国人もまた、エリートが権力を握る共産主義のような政治体制を好む傾向があるのではないか。
 実際、韓国は民主主義国家を標榜しているが、韓国人の両班気質という性格を反映して国家体制に共産主義国家の特徴が認められ、共産主義寄りの修正された民主主義国家であると考えられる。サムスン、現代自動車、現代重工業(造船)、ポスコなど財閥系企業を国家が税制(低法人税)、為替(ウォン安誘導)、エネルギー(低電気料金)、貿易(自由貿易協定の締結)など、さらには輸出補助
(政府100%出資の韓国開発銀行による金融支援)等で優遇することにより全面的に支援し、あたかも国営企業を運営しているようであることに加え、「親日」を刑罰の対象とし、反日教育を幼児期から行うなど、国を挙げて言論思想の統制を行っている。「反日」は今や韓国において国家体制を支えるイデオロギーとなっていて、譲れないものとなっており、そのためのプロパガンダや理論武装も着々と進めている。イデオロギーの核をなす大前提は「日本人は侵略的かつ野蛮な民族的資質をもつ」であると思われる。そして、長期計画として、反日歪曲史を種に日本から謝罪と賠償を要求するビジネスを展開中である。韓国を日本や欧米にみられる普通の民主主義国家とみなしてはならない。このことを理解して韓国との付き合い方を変えなければ、日本は進路を誤るであろう。

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